インターネットの一時代

連日報道されるチベット情勢のニュースを聞いて下の二つを思い出したのは自分だけじゃないはず。
奥村 晴彦 | Haruhiko Okumura
Susieの部屋
ちょっと前までFDに入るように必死に圧縮して、いらないデータをなるべく減らして、分割して……
なんてことやってたんだけど、今じゃUSBメモリの大容量化やネットの高速化の影響ですかね、ファイル圧縮するって機会がすごく減りました。
自分だって例外じゃないわけですけど。
どうも最初から圧縮されているファイルの普及(JpegやMP3、Mpegなど)とかを無意識のうちに利用できるようになる環境が整ったからですかね。
今じゃコンテナとしての使用かPassWord保護にしか使われてないような気がしますが……
もしかしたらうちの新入生にもこういう時代を知らない人たちがいるのかななんて思ってしまったり。


話は長くなりましたが、チベット動乱の話。

LHAとZIP―圧縮アルゴリズム×プログラミング入門

LHAとZIP―圧縮アルゴリズム×プログラミング入門

この本読んでもらえばわかるわけですが、LHA圧縮のアルゴリズムは日本人が作ったもので、ちょっと前までは何かファイルをダウンロードするとよく見かけました。
今でもVectorとかで自分のソフトを圧縮するのにLHA使っている(拡張子はLzh)人をたまに見ますね。
LHAはチベット語で神様を意味するそうで(上で紹介の本18ページより)、それもそのはず、チベット自治区の首都はラサ、Lhasaってことですか。最近のニュースを見ててやっとピンときた自分がいたりします。

長々書いてもしょうがないのでこの辺で。
実は日本のXPマシンにはLzh形式を解凍する機能をMSが提供してます。
Windows XPで「Microsoft 圧縮(LZH形式)フォルダ」を使おう - 特集〜ソフトウェアスポットライト
この機能使ってる人少ないかもしれないけど、これ以外でも何らかのアーカイバーにはLzh形式を扱う機能が搭載されているかともいます。
要はそれだけの人のコンピュータにチベットの神様が宿っていると。
特に日本はこのニュースから目を離してはいけないんじゃないかと、それがいいたかったわけです。
なんだかグダグダになっちゃったけど、ネットから世界を観る、その一例ってことで。